IBM i Java で外部システム Oracle連携
業種 | 製造業 |
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地域 | 静岡県 |
システム | プラットフォーム:IBM i 開発言語:RPG ,CL ,Java |
開発期間 | 3ヶ月 |
開発体制 | SE1人、PG2人 |
プロジェクトの背景・課題
IBM iの既存基幹システムの DB2 と Oracle DB で構築された外部のシステムとの間で、共用マスターやデータの連携をする際に、CSV変換などを人力で行っており、コストが掛かっていた。
導入システム概要
IBM iの DB2 と外部のシステムの Oracle DB 間では多数のデータベース連携が必要であった。
データベース個別に連携処理を開発すると、今後も増加した場合に都度開発が必要となり開発コストが掛かるため、汎用的なデータベース連携ツールを作成する事とした。
汎用データベース連携ツールの概要は次の通り
1. どのプラットフォームでも動作するように開発言語は Java とした
2. JDBCドライバを利用し、Oracel側のデータベースカタログと、DB2 for i 側のデータベースカタログを比較し、自動マッピングを行いレコードを双方向にコピー可能とした
3. 連携には、置き換えモードと追加モードの2種類を可能とした
4. CLコマンドの JAVA 呼び出しにより、IBM i からダイレクトの連携を可能とした
5. 開発した Java プログラムへの入口を用意し、認証機能&実行トークンを持つ別の場所(PCなど)から呼び出しも可能とした
導入効果
システム導入により、以下の効果を得ることができた。
1. 手処理でのCSV作成やエクスポート、インポート作業がなくなり工数が削減された
2. CLからも連携可能としたため、基幹システムからシームレスにOracle DBへの読み書きが可能となった
3. IBM i から以外の呼び出しも可能となり、PCで開発したプログラム等からも連携が可能となった
4. 汎用ツールのため、ターゲットDBの増減に左右されず、将来の開発コストが低減された